子宮の教科書 第三十七話
[31歳からの子宮のトラブル]
Lesson2
Q8.生理不順とライフスタイルの乱れって関係ある?
A.ライフスタイルの乱れは生理の不順に直結!
30代でそんな生活を続けると、10年後はたいへんなことに!
激しいダイエット、スポーツ、ストレスなどを生理不順の原因として紹介しましたが、もう1つ生理不順になる原因があります。それが、不摂生な生活です。
「そんなのわかっちゃいるけど、今は仕事の関係で規則的な生活なんて無理!」という人もいるでしょう。
しかし、夜中まで仕事、ないしは遊びというサイクルの生活を続けるのと、早く眠りにつき、日の出とともに起きる生活をするのとでは、やはり身体に出る影響が違います。
とくに都会で生活していると、お店も遅くまでやっています。夜の11時ごろに、友だちから「時間あったら今から来ない?」などと誘われたら、かんたんに「行く行く!」と出かけることができてしまいます。
こういった、外食が多く、高カロリー&高糖質なメニューばかり食べる、お酒をたくさん飲むなどという生活は、20代のうちは持ちこたえられるかもしれません。
けれども、30歳を過ぎるとお腹も出てきて、血液中の肝機能やコレステロールが上がり、まるで昔の30代男性独身営業マンのような体型と体質になってしまいます。
昔の日本のお母さんがつくってくれたような、お味噌汁、野菜の副菜、焼き魚、などといったバランスの取れた低カロリーの食事を実践するのには、時間的な余裕とパワーがないとできないでしょう。
ただ、そういった生活を昔の女性たちは続けてきたからこそ、生理不順の問題も少なかったかもしれません。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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