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デリケートゾーンのかゆみ

​デリケートゾーンのかゆみ・違和感は女性の身近なお悩みです

デリケートゾーンのかゆみや違和感は、多くの女性が経験する身近なお悩みであり、婦人科クリニックでもご相談の多い症状のひとつです。 
「そのうち治るかもしれない」
「受診するほどではないかも」
と我慢してしまう方も少なくありません。

しかし、その原因は、かぶれや乾燥だけでなく、カンジダ腟炎や細菌性腟症、性感染症などさまざまです。原因に応じたお薬を使用することで、症状の早期改善が期待できます。一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

広尾レディース

このようなお悩みはありませんか?

●デリケートゾーンがかゆい
●ヒリヒリしたり、違和感がある
●おりものの量や色、においが気になる
●白く濁ってポロポロしたおりもの
●何度も同じ症状を繰り返している
●生理中や生理後にかゆみが強くなる
●性交後に症状が現れた
●市販薬を使っても改善しない

デリケートゾーンのかゆみの主な原因

デリケートゾーンのかゆみや違和感は、さまざまな原因によって起こります。

自己判断では原因を特定することが難しく、原因に合わない市販薬を使用すると症状が長引くこともあります。

1. かぶれ・アレルギー

女性の場合、生理中のナプキンやタンポンの接触や経血による蒸れ、下着の接触などにより、かぶれが起きやすいです。体質によっては特定の物質に接触することによって起こるアレルギー性の場合もあります。

2. カンジダ腟炎

カンジダという真菌(カビの一種)が増殖することで起こります。

白く濁ってポロポロしたおりものが増加し、強いかゆみが起こります。

いったん治まっても繰り返す場合も多く、早く治したい場合は婦人科の受診をおすすめします。

疲れやストレス、抗菌薬の服用などをきっかけに発症・再発することがあります。

3. 一般細菌の増殖

健康な状態でも、デリケートゾーンや腟内にはさまざまな細菌が存在しています。

ストレスや疲労などによって免疫力が低下すると、腟内の細菌バランスが崩れ、一般細菌が増殖してかゆみや違和感を引き起こすことがあります。

おりものが増え、においが気になることが多いです。

4. 性感染症(STD/STI)

トリコモナス腟炎やクラミジア感染症などの性感染症でも、かゆみやおりものの異常がみられることがあります。

放置すると症状が進行したり、パートナーへの感染につながったりする可能性があるため、早めの診断・治療が大切です。

検査・診断

まずは現在の症状や経過についてお伺いし、産婦人科専門医が診察を行います。

かゆみや違和感の原因を特定するため、おりものの状態や外陰部の状態を確認し、必要に応じておりもの検査を行います。おりもの検査では、カンジダ腟炎や細菌性腟症などの原因菌の有無を確認します。

また、症状や状況によっては、クラミジアやトリコモナスなどの性感染症(STD)の検査をご提案する場合があります。

治療方法

かゆみや違和感の原因に応じて、腟錠や軟膏(塗り薬)などを使用して治療を行います。

デリケートゾーンのかゆみは、お薬を使用することで比較的早く改善することが多い症状です。

女性にはよくみられるお悩みのひとつですので、「これくらいで受診してもいいのかな」と迷わず、お気軽に婦人科へご相談ください。

デリケートゾーンのかゆみ よくある質問

Q. 生理中でも受診できますか?

はい、受診可能です。

ただし、正確なおりもの検査が必要な場合は、生理終了後に再度ご来院いただくことがあります。

Q. 市販薬を使っても治らないのですが受診した方がよいですか?

はい。かゆみの原因によって治療方法は異なるため、市販薬では改善しないこともあります。

症状が続く場合や繰り返す場合は、一度ご相談ください。

Q. カンジダを何度も繰り返してしまいます。

カンジダ腟炎は、普段の衣服(下着やズボンなど)や、疲労やストレス、睡眠不足、抗菌薬の服用などさまざまな要因により再発することがあります。症状を繰り返す場合は、原因を確認したうえで適切な治療をご提案いたします。

Q. 性感染症かどうか心配です。

かゆみやおりものの異常は、性感染症が原因の場合もあります。

必要に応じて検査を行い、原因を確認いたしますので、お気軽にご相談ください。

Q. カンジダは性感染症ですか?

カンジダは性感染症として扱われることもありますが、実際には健康な女性の腟内にも存在する「常在菌(カビの一種)」です。そのため、性交渉の経験がなくても、体調不良やストレスによる免疫力の低下、抗菌薬の使用などをきっかけに増殖し、発症することがあります。

Q. 放置しても大丈夫ですか?

かゆみの原因によっては自然に改善することもありますが、感染症が原因の場合は症状が長引いたり悪化したりすることがあります。原因に応じたお薬を使用することで早期改善が期待できますので、気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

公開日:2026年9月8日​

最終更新日:2026年9月8日​

執筆者兼監修者プロフィール
広尾レディース

広尾レディース 恵比寿本院

​院長 宗田 聡

  • 医学博士

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

  • 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医

  • 日本医師会認定産業医

  • 米国臨床遺伝・ゲノム学会(ACMG)上級会員(Fellow)

  • FMF(Fetal Medicine Foundation)認定妊娠初期超音波検査者

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