top of page

性感染症

心配になったら、お気軽にご相談ください。

性感染症(STD)は、特別な人だけがかかる病気ではなく、誰にでも起こりうる身近な感染症です。

多くの性感染症は初期症状が少なく、自覚症状のないまま進行することがあります。そのため、ご自身では気づかないうちに感染していることも少なくありません。

また、性感染症の中には自然に治ることが難しいものもあり、放置するとパートナーへ感染させてしまったり、将来の妊娠に影響を及ぼしたりする場合があります。

しかし、早期に発見し適切な治療を行うことで改善が期待できます。

当院では、プライバシーに配慮しながら検査・治療を行っています。不安な症状がある方や感染の機会に心当たりがある方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

広尾レディース

​このようなお悩みはありませんか?

●コンドームを使用せずに性交渉をした

●性感染症に感染していないか心配
●おりものの量が増えた
●おりものの色が変わった
●おりもののにおいが強い
●デリケートゾーンにかゆみや痛みがある
●デリケートゾーンにいぼや水疱ができた
●排尿時に痛みがある
●性交時に痛みがある
●性交後に出血がある
●パートナーが性感染症と診断された
●症状はないが検査を受けたい

女性が注意したい性感染症

クラミジア感染症

性感染症の中でも、もっとも患者数が多いのがクラミジア感染症です。クラミジア感染症が重症化すると不妊症になる可能性があるため、早期発見・早期治療が重要になります。

●主な症状

自覚症状に気づきにくい病気です。

以下の症状が現れた場合は、ご相談ください。

  • 不正出血

  • おりものが多い

  • 下腹部の痛み

  • 性交時に痛みがある

  • のどの腫れ・痛み

●検査

おりもの検査をおこないます。

●検査結果

約1週間で分かります。

●治療

抗菌薬

淋菌感染症

淋菌感染症が重症化すると不妊症になる可能性があるため、早期発見・早期治療が重要になります。

●主な症状

自覚症状に気づきにくい病気です。

男性には強い症状が現れるので、パートナーが淋病だった場合は検査しましょう。

以下の症状が現れた場合は、ご相談ください。

  • おりものが多い

  • おりものの異臭

  • 下腹部の痛み

  • 性交時に痛みがある

  • のどの違和感・腫れ

●検査

おりもの検査をおこないます。

●検査結果

10日前後かかります。(培養検査などは時間がかかることもあります)

●治療

抗菌薬

梅毒

梅毒は、近年、急激に感染者数が増加しています。

検査や治療が遅れたり治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。梅毒が胎児に感染してしまうと先天性梅毒になる可能性もあります。

●主な症状

自覚症状に気づきにくい病気です。パートナーが感染した場合は検査しましょう。

以下の症状が現れた場合は、ご相談ください。

  • 太もも付け根あたりのリンパ節が腫れる

  • 性器、肛門、唇などに、しこりや腫れができる

  • 性交渉をして3カ月程度経ってから、手のひら・足の裏・体に赤い発疹ができる

●検査

血液検査をおこないます。

●検査結果

約2週間かかります。

●治療

抗菌薬

トリコモナス

腟トリコモナス原虫という微生物に感染して発症します。
性行為によって感染することが多いですが、下着・タオル・トイレ・浴室を介した感染などの経路で感染することもあります。パートナーやご家族に感染しないよう、できるだけ早く適切な治療を受けましょう。
放置すると不妊症になる可能性があるため、早期発見・早期治療が重要になります。

●主な症状

症状があまり現れない場合もあります。
また、男性は無症状のことが多いです。
以下の症状が現れた場合は、ご相談ください。

  • 泡状で悪臭のおりもの

  • 性器のかゆみ・痛み

●検査

おりもの検査をおこないます。

●検査結果

約1週間で分かります。

●治療

内服薬や腟錠を使用します。

HIV感染症

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、AIDSの原因となる病原体がHIVです。
AIDSは、体を病気から守っている免疫力を破壊してしまう病気です。

●主な症状

以下の症状が現れた場合は、ご相談ください。

  • 風邪のような症状

  • 発熱、のどの痛み、筋肉痛、下痢、リンパ節の腫れ、倦怠感などの症状

●検査

血液検査をおこないます。

HIV感染は、性行為後すぐの検査ではわかりません。可能性がある性行為後、早ければ4週間で陽性が出る場合がありますが、陰性を確実に知るためには3ヶ月以上経過してからの検査が必要です。

●検査結果

約1週間で分かります。

●治療

エイズ拠点病院にご紹介いたします。
適切な治療を受けて、医師の指示を守ってきちんと薬を服用することで、HIVに感染してもAIDSを発症させずに健康を維持できるようになってきています。

性感染症の予防とパートナーケア

性感染症は、適切な予防と早期発見によってリスクを減らすことができます。

コンドームは避妊だけでなく、性感染症を予防するためにも重要です。低用量ピルを服用している場合でも、性感染症を防ぐことはできないため、コンドームの使用をおすすめします。

また、性感染症は治療を受けても、パートナーが感染したままの場合、お互いに感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」が起こることがあります。

そのため、性感染症と診断された場合は、ご自身だけでなくパートナーも検査・治療を受けることが大切です。

性感染症は決して特別な病気ではありません。

気になる症状がある場合や感染の機会に心当たりがある場合は、早めに検査を受けることが、ご自身と大切な方の健康を守ることにつながります。

性感染症 よくある質問

Q. 症状がなくても性感染症にかかっていることはありますか?

はい、あります。特にクラミジア感染症や淋菌感染症は、自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。症状がなくても、感染の機会に心当たりがある場合は検査をおすすめします。

Q. 性感染症は自然に治りますか?

多くの性感染症は自然には治りません。

放置すると症状が進行したり、不妊症や子宮外妊娠などの原因となったりすることがあります。

早めに診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。

Q. どんな症状が出たら受診するべき?

おりものの増加や色・においの変化、デリケートゾーンのかゆみや痛み、排尿時の痛み、不正出血などがある場合は受診をおすすめします。

また、性感染症の中には自覚症状がほとんどないものもあります。

症状がなくても、感染の機会に心当たりがある場合や不安がある場合は、お気軽にご相談ください。

Q. パートナーが陰性でも、自分だけ陽性になることはありますか?

はい、あります。

検査を受けるタイミングによっては、感染していても検査で検出されない場合があります。また、過去の感染が後から判明することもあります。

パートナーの検査結果だけで判断せず、ご自身に症状がある場合や感染の不安がある場合は、検査を受けることをおすすめします。

公開日:2026年9月24日​

最終更新日:2026年9月24日​

執筆者兼監修者プロフィール
広尾レディース

広尾レディース 恵比寿本院

​院長 宗田 聡

  • 医学博士

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

  • 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医

  • 日本医師会認定産業医

  • 米国臨床遺伝・ゲノム学会(ACMG)上級会員(Fellow)

  • FMF(Fetal Medicine Foundation)認定妊娠初期超音波検査者

bottom of page