妊娠判定・妊娠検査
妊娠のサインに気づいたら ~妊娠反応と受診のタイミング~

「もしかして妊娠かも?」
そんな風に感じたとき、不安と期待が入り混じった気持ちになる方も多いと思います。
このページでは、妊娠の初期症状、妊娠検査薬の使い方、受診のタイミングなど、妊娠に気づいたときに知っておきたい情報をまとめました。
1. 妊娠の初期症状とは?
妊娠初期には、以下のような体の変化がみられることがあります。
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生理が予定日を過ぎても来ない
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胸の張りや違和感
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微熱が続く
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強い眠気やだるさ
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軽い吐き気や食欲の変化(いわゆる「つわり」)
こうした症状があっても、必ずしも妊娠とは限りませんが、気になる場合は検査を行うと安心です。
2. 妊娠検査薬の使い方とタイミング
市販の妊娠検査薬は、生理予定日から1週間程度経ってからの使用が推奨されています。
これは、妊娠が成立すると分泌される「hCG」というホルモンの量が、ある程度体内に増えてからでないと検出できないためです。
☑陽性が出たら → できるだけ早めに産婦人科を受診しましょう。
☑陰性だけど生理が来ない → 数日後に再検査を。妊娠以外の原因も考えられます。
3. 産婦人科の受診時期と内容
妊娠検査薬で陽性が出た場合、まずは妊娠の「確定診断」を受けるために受診が必要です。
●来院の目安
最終月経開始日から数えて5〜6週頃(生理予定日から2週間ほど後)に受診すると、子宮内に「胎のう(たいのう)」という赤ちゃんの袋が見える時期になります。
●診察内容
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超音波による胎のうの確認
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妊娠週数の推定
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妊娠の進み具合に応じたご案内
子宮外妊娠や異常妊娠の有無を確認するためにも、陽性反応が出たらできるだけ早く医師の診察を受けましょう。
4. 出産予定日の数え方
妊娠週数は「最後の生理が始まった日」を起点に数えます。
そのため、生理が2週間遅れている時点で、妊娠6週目とされることもあります。
出産予定日 = 最終月経開始日 + 280日(40週)
排卵日が遅れた場合などは、超音波検査の結果に基づいて週数が修正されることもあります。
5. 受診の際に持っていくと安心なもの
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健康保険証
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基礎体温表(記録している場合)
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生理周期の記録(アプリやメモでもOK)
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現在服用中のお薬情報(お薬手帳など)
6. ご不安な方へ
妊娠かどうか迷っている、不安な症状がある、という場合も、どうぞお気軽にご相談ください。
お一人おひとりの状況に合わせて、丁寧にご案内させていただきます。
妊娠検査陽性~妊婦健診までの流れ
●妊娠4週
エコー検査では、まだ何も見えません。
1週間後に再来院ください。
●妊娠5週
子宮内に胎嚢(GS)があるか確認します。
1週間後に再来院ください。
●妊娠6週
胎嚢(GS) の中に胎芽(赤ちゃんのもと)を確認します。
1週間後に再来院ください。
●妊娠7週
胎児(1㎝前後)と心拍の確認を行います。
2週間後に再来院いただきます。
次回、[母子手帳]と[チケット(妊婦健康診査受診票) ]をお持ちください。
●妊娠8~9週
胎児(2cm前後)を確認いたします。
初期検査を行います。
2週間後に初期検査結果説明のため再来院ください。
●妊娠12週前後
お腹からのエコー検査による妊婦健診がスタートします。
自宅近く(都内)で分娩希望の方
現在、全国の分娩取り扱い病院も大変混み合っているようです。お早めに分娩先をお決めください。
多くの病院が紹介状が必要な為初期検査の結果説明時、もしくは分娩予約状況によってはその前に紹介状を発行いたします。分娩提携先での出産をお考えの方は、事前に問い合わせする前に、当クリニックへお申し出てください。
分娩状況に関してはご自身でご希望される病院に問い合わせください。
里帰り出産希望の方
里帰り分娩希望の妊婦さんの妊婦健診をしております。
条件としては、ハイリスク妊婦でないこと、愛育病院(田町)の「里帰り分娩登録」に登録して夜間緊急時の対応ができている方となります。