子宮の教科書 第九話
排卵時期の目安は生理と生理のちょうど真ん中あたり
「排卵」とは、妊娠するために十分準備された(成熟した)卵が卵巣からでてくることをいいます。
周期が28日型(4週間)だとすると、生理と生理のちょうど真ん中あたりの時期に排卵が起こることが多いでしょう。
もう少し正確にいえば、次の生理が来る2週間前に排卵しているということです。
そして、排卵するとき、不正出血があったり、お腹の中で少し出血してお腹が痛くなったりすることがあります。
これを「排卵出血」「排卵痛」といいます。もしかしたらみなさんも排卵日あたりでそれらを経験して、不安を覚えたことがあるかもしれませんね。
ここで、生理と排卵の違いをハッキリさせておきましょう。
生理は、内膜がはがれ落ちること、ただの新陳代謝だと覚えておいてください。
つまり、排卵がされていることと、内膜がはがれ落ちることとは、別の問題なのです。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン) https://www.amazon.co.jp/dp/4799312499