NIPTはいつ受けるべき?最適な時期と受け遅れを防ぐスケジュールを解説
- 11 分前
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妊娠がわかってから情報を集め始めたとき、「NIPTを受けたいけれど、いつ受けるのが正解なのか」と検査の時期について迷う方は少なくありません。早すぎても検査がうまくいかず、遅すぎると次の選択肢が狭まってしまうため、受検のタイミングは想像以上に重要な意味を持っています。
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)は、妊婦さんの血液を用いて胎児の染色体疾患の可能性を調べるスクリーニング検査です。採血のみで実施できるため母体や胎児への身体的リスクがなく、妊娠10週以降という早い時期から受けられる点が大きな特徴でしょう。ただし確定診断ではないため、陽性の場合は羊水検査などによる確定検査が別途必要になります。
この記事では、NIPTを受ける最適な時期について、「いつから受けられるのか」「いつまでに受ければ間に合うのか」「結果はいつわかるのか」という観点から、受け遅れを防ぐためのスケジュールの考え方まで具体的にお伝えしていきましょう。
NIPTは妊娠何週から受けられるのか

NIPTは妊娠10週0日以降に受けることが可能です。では、なぜ10週という時期が基準になっているのでしょうか。
その理由は、検査の原理と深く関係しています。NIPTは母体の血液中に含まれる胎児由来のDNA断片(セルフリーDNA)を解析する検査ですが、母体血中に占める胎児由来DNAの割合(胎児分画)は、妊娠週数が進むにつれて少しずつ増えていきます。米国産婦人科学会(ACOG)のガイドラインなどでも示されるように、正確な検査には一定の胎児分画(通常4%以上)が必要です。妊娠10週頃には胎児分画が安定して10〜15%程度に達するため、正確な解析が可能になるという仕組みです。
妊娠9週以前に受けるとどうなるか
妊娠9週以前では、胎児分画が十分に増えていないことがあります。胎児由来DNAの量が少なすぎると解析に必要なデータが得られず、「判定保留」となって再検査が必要になるケースも出てきます。「少しでも早く結果を知りたい」という気持ちから早期の受検を希望する方もいますが、結果として再採血や受検時期の後ろ倒しにつながることもあるため、推奨される10週以降を待つほうが結果的に確実です。
なお、ACOG(米国産婦人科学会)の指針でも言及されている通り、BMIが高い方の場合は母体血液量が多く胎児分画が相対的に薄まるため、妊娠12週以降の検査が推奨される場合があります。体格によって最適な時期が変わる点は、留意しておきたいポイントです。
NIPTはいつまでに受ければ間に合うのか
NIPT自体に明確な上限週数の決まりはありませんが、実務上は妊娠16週頃までに受検を完了させるのが望ましいとされています。では、なぜ16週という目安があるのでしょうか。
ここで重要になるのが、陽性だった場合のその後の流れです。NIPTで陽性と判定された場合、確定診断のために羊水検査を検討することになります。日本産科婦人科学会の指針等において、羊水検査が安全かつ適切に行える時期は一般的に妊娠15〜16週以降とされています。さらに羊水検査の結果が出るまでには2〜3週間程度かかるため、NIPTの受検が遅れると、確定診断やその後の判断に十分な時間が確保できなくなる恐れがあります。
受け遅れがもたらす具体的な問題
たとえば妊娠15週でNIPTを受けて陽性が出た場合、結果が出るのが妊娠16週半ば、そこから羊水検査を受けて結果が出るのが妊娠19〜20週頃になります。その後の選択を考える時間も含めると、スケジュールはかなり切迫した状態になります。
母体保護法により人工妊娠中絶が可能なのは妊娠22週未満とされているため、時間的な余裕を持つという観点からも、受検時期を早めに設定しておくことが望ましいと考えられます。こうした時間的な制約は、検査を申し込む段階では見落とされがちな点です。
NIPTを受けるベストなタイミング

これまでの内容を踏まえると、NIPTを受けるもっとも望ましい時期は妊娠10〜14週頃と整理できます。この時期に受検を完了させておけば、陽性だった場合でも羊水検査やその後の判断に十分な時間を確保できます。
妊娠が判明したら、まず受検するかどうかを早めに検討し始めることをおすすめします。実際には、受検の意思を固める段階、施設を選んで予約を取る段階、遺伝カウンセリングを受ける段階と、いくつかのステップを踏む必要があるため、思っているよりも時間がかかるものです。
予約は早めに動くのが安心
人気のある認証施設では予約が混み合い、希望日にすぐ受けられないこともあります。妊娠10週で受けようと考えていても、予約が取れるのが2〜3週間先になれば、実際の受検は12〜13週になるでしょう。逆算して早めに動いておくことが、結果的に時間的な余裕を生み出します。
つわりが重い時期と受検時期が重なる方も多いため、体調の良いタイミングを選べるよう、スケジュールには余裕を持たせておくと安心でしょう。
認証施設と非認証施設で受けられる時期は異なるのか
NIPTを受けられる時期は、施設が「認証施設」か「非認証施設」かによって考え方が変わってきます。同じNIPTでも、どちらの施設を選ぶかで受検時期の前提が異なる点は、あらかじめ理解しておきたいポイントです。
認証施設とは、出生前検査認証制度等運営委員会(日本医学会)が一定の基準を満たした施設として認定した医療機関のことです。認証施設では、適切な遺伝カウンセリングを受けたうえで、基本的に妊娠9〜10週目(妊娠3か月頃)以降に受検する形が標準となっています。カウンセリングを通じて検査の意味や限界を理解したうえで採血に進むため、結果を受け取った後の対応まで見据えた体制が整えられています。
一方、非認証施設のなかには「いつでも(何週目でも)受けられる」と案内しているケースが見られます。一見すると柔軟で便利に思えるかもしれませんが、ここには注意すべき点があります。
受検時期が早すぎると、母体血中に含まれる胎児由来のDNA濃度(胎児分画)が十分に増えておらず、正確な検査結果が出ない、つまり判定不能になってしまうリスクがあります。「早く受けられる」という言葉だけを見て妊娠9週より前に受検すると、結果として再採血が必要になったり、受検時期が後ろにずれたりすることもあります。早く受けられること自体が、必ずしも妊婦さんにとっての利点になるとは限らないわけです。
施設を選ぶ際は、「いつでも受けられるか」という手軽さだけでなく、適切な時期に正確な結果を得られる体制が整っているかどうかという視点で判断することが、後悔のない受検につながります。
NIPTの結果はいつわかるのか

NIPTの受検時期と並んで気になるのが、結果が出るまでの期間です。採血から結果が出るまでには、おおむね1週間前後を要するのが一般的でしょう。
検査機関では、採血した血液からセルフリーDNAを抽出し、次世代シークエンサーという解析装置で染色体ごとのDNA量比を評価していきます。この解析に一定の日数がかかるため、即日や数日で結果が出るものではありません。施設によっては最短数日で結果を返すところもありますが、標準的には1週間程度を見込んでおくのが適切です。
結果の受け取り方と週数の関係
認証施設では、結果を医師から対面で直接説明するのが基本となっています。結果が陽性や判定保留だった場合、その場で今後の選択肢について相談できる体制が整っているため、受け取った後の不安にも対応しやすくなります。
結果が出る時期から逆算すると、妊娠10週で採血すれば11〜12週頃に結果がわかる計算になります。陽性だった場合に羊水検査へ進む時間を考えると、やはり早い時期の受検が安心につながるという結論に至ります。
NIPTを受ける時期を決める前に確認しておきたいこと

受検時期を具体的に決める前に、いくつか確認しておきたい点があります。
まず、妊娠週数の数え方を正しく把握しておくことが大切です。妊娠週数は最終月経の開始日を0週0日として数えますが、月経周期が不規則な方の場合、実際の週数とずれていることもあります。受診時の超音波検査で妊娠9週前後に正確な週数を確認して、受検時期を判断することになります。
また、受検するかどうかをパートナーと話し合っておくことも重要です。NIPTは結果によって難しい判断を迫られる可能性のある検査であるため、受ける前に「陽性だった場合にどうするか」について二人で考えておくと、結果を受け取った後に落ち着いて対応できます。結論を出す必要はなく、お互いの考えを共有しておくだけでも意味があります。
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広尾レディースのNIPT検査について
NIPTを受ける時期について迷っている方、受検を検討されている方は、広尾レディース〜恵比寿本院〜にご相談ください。
当院は出生前検査認証制度等運営委員会(日本医学会)にNIPT実施医療機関(連携施設)として認定されており、基幹施設である東京慈恵会医科大学と連携して対応しております。
院長の宗田聡は、日本産科婦人科学会 産婦人科専門医および日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医の資格を持ち、長年にわたり胎児診断・出生前診断の診療・教育・研究に従事してきました。米国ではNIPTの世界的第一人者であるビアンキ教授(米国NICHD所長)の研究室で基礎研究を学び、帰国後は母校筑波大学スタッフとして胎児診断・胎児治療の現場経験を積んだ、この分野のスペシャリストです。
日本医学会の施設認証ワーキンググループ構成員としてNIPT実施医療機関の審査にも携わっている点が、当院の大きな強みです。現在は日本産婦人科医会先天異常委員会委員長も務めています。
当院のNIPT費用は以下のとおりです。
NIPT検査代(陽性時の羊水検査料金込み):99,000円(108,900円税込)
遺伝カウンセリング料:10,000円(11,000円税込)
別途:初診料6,000円(6,600円税込)
NIPT陽性の場合、羊水検査の費用は全額補助いたします(検査以外の診察料などは除外)。羊水検査の実施から結果説明・カウンセリングまで、院長が一貫して対応する体制を整えており、基幹病院は院長が非常勤講師でもある東京慈恵会医科大学である点も、当院ならではの安心材料です。
検査結果は約1週間でわかります。
NIPTのみのご利用も歓迎しており、他院で妊婦健診を受けている方でもお気軽にお問い合わせください。年齢制限はなく、妊娠10週以降であればどなたでも受検いただけます。受検時期についてのご相談にも丁寧に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
完全予約制で、24時間インターネット予約に対応しております。土曜日の午前中にも受け付けております。


