専門医が語る未来の女性がかかりやすい疾患TOP5
- レディース 広尾
- 10月15日
- 読了時間: 2分
はじめに
医療技術の進歩とライフスタイルの変化により、今後注目すべき女性特有の疾患が変化しています。2030年までに増加が予測されるTOP5を、産婦人科・遺伝専門医・産業医の視点で解説します。
1. 子宮内膜症
現在、国内で約10人に1人が罹患すると推定され、35歳以上での不妊原因の30%を占める疾患です。5年後には20~30代の早期診断が普及し、早期治療が進むと期待されます。
2. 早発閉経(POI)
40歳未満の女性の約1%に発症し、特に化学療法後のがんサバイバーでのリスクが高まります。遺伝子検査とホルモンマーカーのスクリーニングが標準化される流れです。
3. 骨粗しょう症関連骨折
エストロゲン低下後の骨密度減少で、閉経後10年以内に50%の女性が骨折リスクを抱えます。AIを活用した骨折予測ツールが実用化段階にあり、予防治療が変革されるでしょう。
4. 産後うつ・母性ストレス
出産後のメンタルヘルス問題は約15%の発症率。オンライン診療やVRリラクゼーションなど、デジタルソリューションの導入が進みつつあります。
5. PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
生殖年齢女性の約8~13%に認められ、代謝異常や心血管リスクの増大が課題です。婦人科的には、月経不順の大きな原因の一つでもあり、将来妊活にも影響があります。
まとめ&今後の備え
これらTOP5疾患への対策は、定期検診とライフスタイル調整が鍵となります。早期発見のために自己チェックと専門医受診を習慣化しましょう。


