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子宮の教科書 第百十六話

「対策」

検診、予防ワクチンを受けましょう。


現在、子宮頸ガン健診は、市町村や区の健診事業(住んでいる町によって対象や補助される金額もまちまちです)や、会社の健診、街のクリニックなど多くの場所で受けつけられる機会があるので、毎年受けるようにしましょう。自分の誕生日が来たら受ける、などと決めておくと忘れませんよね。また、平成9年生まれまでの女性では、キャッチアップ接種といい今年度まで(2025年3月に3回目の接種まで)自治体の補助でワクチン接種を受けることが可能ですので、対応されている方はできるだけ早めにご自分の住んでいる自治体保健所にご相談してください。

施設によっては、HPV(ヒトパピローマウイルス)のDNA検査も受けることが可能です。近い将来、子宮頸がん検査はこれまでの細胞を顕微鏡で見る細胞診検査からhpvウイルスを見るDNA検査に変わっていくかもしれません。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)


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