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子宮の教科書 第七十七話

Q19 忙しかったり、身体を酷使したら流産するの?

A 3ヶ月になるまでは流産の可能性も高い! 初期流産は赤ちゃん自身の問題です。


流産する大きな原因は、初期の場合、お腹の中の赤ちゃんの染色体異常がほとんどです。

妊娠8~9週、つまり3ヵ月目に入るまでは、初期流産といい、赤ちゃん自体に異常があるために流産する可能性がとても高くなります。

ですからこの時期の流産は、お母さんが働き過ぎた、無理をしたなどという理由ではありません。


初期の流産は非常に多く、20代の若い方でも、10~15%は流産してしまいます。妊娠4週で、妊娠反応が陽性になった方の8人に1人ぐらいの割合です。

今は、かなり早い時期に妊娠しているかどうかがわかるようになりました。ふだんから予定どおりに生理が来る方であれば、「生理がちょっと遅れてる!」「今日来ていない」と判断した時点で、市販の尿で調べる妊娠反応キットを使えば結果がわかってしまいます。つまり、妊娠4,5週の段階で、もう妊娠しているかが判明します。じつはこれは、ちょっと早すぎるんです。

ちなみに、妊娠週数の数え方は妊娠した時点で0週ではありません。そこが0週になります。だから、排卵して妊娠したと思われる日が、すでに2~3週になるのです。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)


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