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子宮の教科書 第七十三話

「対策」

難しさやリスクを理解した上で妊娠・出産を目指そう


高齢で妊娠し、出産するには、こういった危険を理解し、納得して臨むことが大切です。今の医療技術をもってしても、どうにもならないこともあるのです。


今回は妊娠する前の段階までのお話を中心にしているので、くわしくは紙面の事情で述べませんが、母親の年齢が高ければ高いほど、お腹の赤ちゃんが奇形や染色体異常になる確率が上がってきますから、可能であれば、妊娠するのは20~30代前半が理想的です。30代後半以降になりそうなら、葉酸などの赤ちゃん異常を少しでも守ってくれるようなサプリメントを妊娠前から意識して摂っておくといいでしょう。


高齢妊娠の不安を強く感じているのならば、妊娠前に遺伝カウンセリング外来などで、事前に専門家から話を聞くことで、氾濫する情報に惑わされずに済みます。


最近、特に海外では、お母さんの血液をとるだけでお腹の赤ちゃんの染色体異常が90%以上の精度でわかってしまう画期的な検査法(NIPT)が行われるようになってきました。こういった検査方法の種類や手段なども、今後より多くの方に伝えていきたいものです。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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