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子宮の教科書 第二話 

~はじめに(続き)~

10代の学生の頃は、20代や30代の働く大人たちがとても生き生きと仕事をしている姿を見て「大人」を感じ、憧れていたものです。

けれども、時が過ぎ、自分たちや知り合い、後輩たちがその世代になった今、多くの女性が毎日忙しく仕事をこなしながらも、まだ結婚せず、子どももいません。


仕事もプライベートも忙しいアラサー、アラフォーの女性たち。 40代、50代に訪れる更年期や閉経についてだけでなく、今の健康や今後の妊娠など、たくさん心配事がある一方で、それらの基本的なことを、驚くほどご存じないという現実があります。


女性は31歳を超えると、生理不順、生理痛、不正出血、女性ホルモン異常、冷え、不妊など、さまざまな問題が待ちかまえています。

そういった身体の相談をしたくても、どこに行ったらいいのか、どこで対応してくれるのかわからず、悩んだままの方もいることでしょう。


けれども、将来子どもを産みたいと思っているのであれば、30代の自分の身体と子宮、そして心とぜひ向き合ってみてください。


40代後半になってしまうと、もう身体は確実に閉経に向かって歩み出します。そうなってから、あれこれ心配しても、すでに時は遅し!

多くの問題が見つかってきて、場合によっては取り返しのつかないことすら起きることも、覚悟しておかなければなりません。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)



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