子宮の教科書 第百話
- レディース 広尾
- 2024年8月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年8月20日
Q25 生理痛がひどい…
もしかして子宮内膜症?
A 本当に内膜症?
検査しなければわかりません。
放っておくと不妊の原因にも
子宮内膜症という病気は、子宮の内側にある子宮内膜とよく似た組織が、なぜか子宮以外のさまざまな場所にできてしまう病気です。
この子宮の内膜に似た組織は、生理のたびにあちこちで出血して、その場で炎症を起こし、強い痛みや、まわりの腸などの組織との癒着を生じさせます。
生理がある女性の10人に1人は子宮内膜症だといわれており、慢性的にお腹が痛い高校生の20~50%に子宮膜症があるというデータもあるぐらいです!
そのまま治療せずに放っておくと将来は不妊の原因のもなるので、甘く見てはいけません。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
最新記事
すべて表示「対策」 毎年1回の検診を習慣に 人間ドックやレディースドックのような検診は自費になります。 毎年1回、必ず受けるようにしましょう。 毎月のことではなく、年に一度のことなので、ネイルサロンやヘアサロン、マッサージなどにくらべれば費用は決して高くないはずです。...
健康の値段っていくらぐらい? 日本の財政は、いろいろ問題があり、破綻しかけてはいますが、日本の健康保険は、国民全員が貧富の差なく均等に医療が受けられるという、世界に類のない、すばらしい制度です。 アメリカでは、お金がない人は薬も使えないし、検査もできません。救急車を呼ぶこと...
「結果が悪ければすぐに連絡が来るはず!」の勘違い ここで注意してほしいのが「結果が悪く急ぎを要する人には、ちゃんと連絡が早くくるはず」と思い込むこと。 市町村の無料検診を受けた患者さんは膨大ですし、今は個人情報の問題がありますから、すぐに連絡をするのは難しい状況です。...