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子宮の教科書 第九十一話

「ヘルペス」はウィルスが原因。特効薬はなし!


ヘルペスはウィルスにより起こる性病です。これは、口内炎などと一緒だと思っていただければいいでしょう。赤く腫れて盛り上がり、少し白く抜けているできもの(潰瘍:かいよう)ができます。

ヘルペスには、「口唇ヘルペス」と「性器ヘルペス」があり、口と性器に症状が出ます。オーラルセックスでうつったり、うつされたりします。

ヘルペスはウィルスの病気ですから、特効薬がありません。インフルエンザではウィルスが増殖するのを抑える薬はありますが、最後は自分の身体がウィルスを押さえ込まなけれな治らないのです。

ヘルペスに一度かかると、そのウィルスがリンパ節などに逃げ込んでしまいます。 身体が元気なときは、なりを潜めていますが、身体が弱ってきて、免疫力が落ちてくると、再びヘルペスがワーッと出てきます。ですから、この病気は再発することが多く、疲れると性器に潰瘍がでてきて痛くなったり、相手にうつしたりしてしまうのです。 けれども、過去にウィルスをうつされたことにより、そのウィルスに対する抵抗力、つまり「抗体」を持っている方もいます。そういう方は、他からうつされるということはありません。ただ、免疫力の低下で繰り返すというのが、この病気の一番の悩みどころですね。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)


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