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子宮の教科書 第四十六話

痛み止めの飲み過ぎは危険!


痛み止めの薬は歯が痛いときも使いますし、ピンポイントで、効果的に、必要最小限使うのは悪くありません。

ただ、生理痛がひどい人は痛む時期も長いですし、「1回2錠、1日3回」で終わるのではなく、2,3日飲み続けることも多いですよね。 毎月、ロキソニンなどの強い鎮痛剤をトータルで10錠以上も飲んでいるのは、やはり飲み過ぎです。


単純に考えればわかりますが、鎮痛剤は、「痛みを抑えるぐらい強い薬」です。とにかく痛みを楽にしてくれるものだからと、みな薬の悪口はいいませんが、じつは麻薬に手を出すのと一緒です。


鎮痛剤の外箱をよく読めば、すごく怖い副作用をいっぱい書いてあるのに、それを誰も読んでいません。「この痛み止め飲んだら、胃に穴が開いちゃったり、身体壊すとか書いてあるんですけど、飲んで大丈夫ですか?」などという質問をしてくる方は、いまだかつて1人もいらっしゃいませんでした。つまり、そのぐらい怖いということです。


今は、みなさん、本当に薬に頼りすぎです。痛ければ薬、風邪を引いたら薬、調子悪ければ薬、おりものが多かったら薬…と、何でも薬で解決しようとしますが、薬で治すことができないものはたくさんあります。 たとえば、自分が今置かれている環境や仕事の内容によるストレスなど、メンタルが原因での痛みや、子宮内膜症や子宮筋膜などの病気の痛みには、だんだん痛み止めが効かなくなります。


痛みが解決されない原因をきちんとつきとめ、改善しなければ、永遠に薬を飲み続けることになってしまうのです。


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン) https://www.amazon.co.jp/dp/4799312499


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