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宗田聡のやさしい産婦人科ブログ

テレワーク疲れが生理痛を悪化させる理由とは

  • 執筆者の写真: レディース 広尾
    レディース 広尾
  • 8月7日
  • 読了時間: 2分

はじめに

在宅勤務が一般化する一方で、デスクワーク中心の生活は身体だけでなくホルモンバランスにも影響を与えます。特に生理痛を悪化させる原因と、その対策法を産婦人科医の視点から詳しく解説します。


  1. 低活動による血行不良と子宮環境

    長時間同じ姿勢でいることで骨盤周辺の血流が低下し、子宮内膜への血液供給が不足すると、痛みが強まることがあります。対策としては、1時間に一度立ち上がって軽いスクワットやストレッチを行い、下半身の循環を促進しましょう。

  2. ストレスとプロスタグランジン増加

    仕事による心理的ストレスは、炎症性物質であるプロスタグランジンの生成を助長し、生理痛を激化させます。深呼吸や短時間のリラックス法でストレスを軽減し、プロスタグランジン抑制食品(魚油、ナッツ類)を積極的に摂り入れることが効果的です。


  3. 睡眠不足がもたらすホルモン乱高下

    夜間の仕事で睡眠が断続すると、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなり、生理周期そのものが乱れることがあります。毎日同じ時間に就寝し、睡眠環境を整えることで症状の緩和が期待できます。

まとめ&受診のすすめ

自宅環境の工夫だけでは改善が難しい場合は、専門家の受診をおすすめします。適切な治療プランで生理痛を軽減し、毎日の仕事と生活の質を向上させましょう。

 
 
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