ストレスで生理不順?早めに受診すべきサイン
- レディース 広尾
- 7月26日
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はじめに
仕事や人間関係のストレスは、視床下部-下垂体-卵巣軸(HPO軸)に影響を及ぼし、女性ホルモンの分泌リズムを乱します。結果として、生理周期の遅延や過多月経、不正出血を招くことも。ストレスと生理不順の関連性を説明し、セルフチェック法と受診のタイミングについて解説します。
ストレスがHPO軸に与える影響
過度なストレスは脳からコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)の分泌を促し、副腎皮質ホルモンの増加を引き起こします。これがGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を抑制し、排卵や月経リズムに乱れが生じるメカニズムです。
セルフチェックの方法
生理周期を最低3か月間、カレンダーやアプリで記録しましょう。以下の項目に注目してください。
• 周期日数:28日±7日を超える
• 出血量:通常より増減が著しい
• 痛み:日常生活に支障をきたすレベル(痛み止めを服用しても辛い)
これらが続く場合は、生理不順と判断できます。
ストレス緩和と生活習慣の見直し
深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラックス法を週2~3回取り入れましょう。バランスの良い食事では、マグネシウムやビタミンB群を豊富に含むナッツ、全粒穀物、緑黄色野菜を積極的に摂取し、睡眠時間は7時間以上を目安に確保します。
まとめ&受診のすすめ
セルフケアを実践しても3か月以上生理不順が続く場合、または不正出血や強い痛みを伴う場合は婦人科受診をおすすめします。ホルモン測定や超音波検査で原因を特定し、適切な治療計画を立てましょう。