禁煙外来
現在、禁煙補助薬の出荷停止のため、停止しております。(2023年5月)
保険適用の禁煙治療
保険適用で禁煙治療を受けるには、次の要件を全て満たす必要があります。
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ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
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35歳以上の者は[ 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数 ]が200以上
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直ちに禁煙を始めたいと思っている
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禁煙治療を受けることに文書で同意している
ニコチン依存症を診断するテスト
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自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?
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禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
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禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?
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禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
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「4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?
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重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?
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タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
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タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
※禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抗うつなどの症状が出現している状態。
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自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
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タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?
喫煙と女性の健康について
生理のトラブル
喫煙により生理不順や月経困難症の症状が強くなり、生理が来なくなったりすることもあります。
子宮・卵巣
喫煙が女性ホルモンの分泌を抑えるため、不妊の原因となります。
また、閉経を早めると言われています。
妊婦・胎児
たばこの煙に含まれる有害物質のなかでも、特にニコチンや一酸化炭素、酸化物質(活性酸素など)が妊娠に悪影響を及ぼします。これらにより、胎児・胎盤の低酸素状態や、胎盤の老化促進・機能低下が起こることから、低出生体重児や早産のリスクが高まります。
出産後(乳幼児)
乳幼児がたばこの煙を吸わされることにより、乳幼児突然死症候群の可能性が高まります。
肌
喫煙を続けていると血流が悪くなり、コラーゲンの生成や維持機能を著しく低下させ、たばこを吸わない人よりも若いうちから老化が進み「老け顔」になります。
骨
喫煙により女性ホルモンの分泌が妨げられると、骨量が減り、骨粗しょう症になりやすくなります。
禁煙外来の費用(目安)
標準的な禁煙治療のスケジュールは、12週間にわたり合計5回の診察が行われます。
●保険適用の場合
初回診療:約3,400円(薬代込み)
全5回の受診で合計約12,000円~15,000円
●自由診療の場合
初回診療:約9400円(薬代込み)
合計約30,000~50,000円となります。