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子宮の教科書 第十四話

毎月排卵しているのは現代の女性だけ!?


実は、何年も10数年も、毎月排卵し続けているのは、現代に生きる女性だけです。

この何千年という人類の歴史の中で、そういった今の女性の状況が、一番異常だといえるでしょう。


昔の女性について考えてみましょう。

私たちのおばあちゃんや、そのひいおばあちゃんの世代です。


映画やドラマなどを観てもわかるように、休みなく子どもを産んでいました。

1人の女性が8人も10人も子どもを産んでいましたよね?

ちなみに私の父も7人兄弟です。


つまり、1人を妊娠して、出産して授乳して、これで約2年ほどたちますね。

そして再び排卵が始まって生理が来ると思ったら、また半年もしないうちに妊娠する、というのが当たり前だったんです。


女性は、子どもを産み、おっぱいをあげている間のおよそ2年間は、この月経サイクルは止まります。

子どもが10人いて、1人につき2年は生理が来ないとすると、20年の間に排卵し、生理が来ている期間というのは、本当にわずかだということになります。


そうすると、排卵と生理がないと身体が悪くなるのではなく、

むしろ、毎月休まず排卵と生理がある今の女性たちのほうが、何らかの問題が起こりそうだと思いませんか?


著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)

引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)



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