子宮の教科書 第二十三話
- レディース 広尾
- 2023年5月2日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年6月23日
Q5 更年期っていつから始まるの?
A 更年期は40代半ばから。思春期と同じで、病気ではありません。確実に子宮は年をとります。
最近よく40代後半の方から「これまで一度もズレたり狂ったことがないのに、突然生理不順になったのだけど、どうして?」という質問をされます。
この年齢で生理不順になるのは、明らかに更年期から閉経にさしかかっているからなのですが、みなさん、それがわからないのでしょう。
ひと昔前は、20代で出産して、30代は子育て、40代に入ってそれが一段落して更年期を認識された上で、相談にいらっしゃる方が多かったのですが、今はそのような自覚がないほど40代の女性の心と身体が若いのでしょう。
また、「更年期は60歳過ぎだと思ってた!」という方もいます。
更年期は、見るからにご老人になったら来るものと考えているのでしょう。
更年期は、通常45~55歳あたりに来ます。
遅かれ早かれ「子宮」は年をとっていくもの。
それは生物学上、昔から変わりません。
年齢によってどのような症状が出るのか、きちんと自分自身の身体について知っておくことが大切です。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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